空き家を相続したり、使わない建物を所有していたりする中で、よくある悩みが「解体したほうがいいのか」「そのまま貸せるのか」という判断です。
いずれにしても、維持管理や固定資産税、近隣への影響など、放置によるリスクは避けたいところ。
空き家を「壊すか・活かすか」判断するための視点や、費用の目安について住宅のマイスターが分かりやすく整理してお伝えします。
この記事でわかること
- 空き家を解体するか活かすか、判断のポイント
- 更地で売る場合と古家付きで売る場合の違い
- 解体費用の目安と補助金の活用可能性
- 空き家を貸す場合の注意点と活用アイデア
- 判断に迷ったときの相談方法と無料サポート
まずは「状態」と「今後の予定」を整理する
建物の築年数が古くても、すぐに解体すべきとは限りません。
まずは以下の2点を冷静に整理してみましょう。
- 建物の傷み具合や利用可能性
- 今後、家族で使う予定があるかどうか
この段階で「誰も使わないことが確定している」「修繕費のほうが高くつきそう」「老朽化が進み、倒壊の心配がある」といった状況であれば、解体を検討する価値が高くなります。
解体を検討すべきケースとは?

以下に当てはまる場合は、早めの判断が後悔を防ぎます。
- 家屋の傷みが激しく、住める状態ではない
- 室内に大量の残置物がある
- 雨漏りやシロアリなどの被害がある
- 空き家になって5年以上経っている
- 今後誰も使う予定がない
こうした場合、放置していても固定資産税や維持管理費はかかり続け、建物が傷むほど売却や活用も難しくなります。
解体費用の目安はどれくらい?
2025年現在、解体費用は以前より高騰傾向にあります。
木造2階建て(30坪前後)の解体で、120〜180万円前後が目安です。
コンクリート造や鉄骨造ではさらに費用が上がる傾向にあり、都市部や接道条件の悪い土地では200万円以上かかることもあります。
※補助金の活用も可能です
自治体によっては、空き家の解体に対して10〜50万円前後の補助金が用意されている場合があります。
名古屋市名東区・日進市周辺では、年度や建物の状況によって申請可否が異なりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
売却するなら、更地 or 古家付き?
空き家を売却する際は、以下の2通りがあります。
- 更地にして売る
- 古家付きのまま売る(現状渡し)
更地のメリット | ・土地としての価値が明確になり、買い手がつきやすくなる
・造成や地盤の状態を事前に確認できる |
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古家付きのメリット | ・解体費用を負担せずに済む
・投資目的の購入希望者(リノベーション)もターゲットにできる |
ただし古家が老朽化していると「不動産価値がマイナスに見られる」こともあり、プロによる現地評価が判断材料となります。
空き家を貸すという選択肢も
築古の空き家でも、条件によっては「貸すことができる」ケースもあります。
- DIY・セルフリノベ可の賃貸物件として貸し出す
- 地元の店舗やサロンに期間限定で貸す
- 地域イベントやアトリエ的に使ってもらう
ただし、建物の安全性や保険、契約トラブルなどを考えると、単に「貸すだけ」では難しい部分もあります。
活用の方向性やパートナー選びも含め、専門家に相談しながら進めるのが安心です。
解体・活用・売却…迷ったらご相談ください
株式会社ホームリアライズ(住宅のマイスター日進・名東店)では、解体業者の紹介だけでなく、その後の活用・売却・相続手続きまでトータルでサポートしています。
- 解体費用や見積の確認
- 補助金制度のご案内
- 売却査定や活用方法の提案
- 必要に応じて信頼できる業者をご紹介
ご相談は無料です。判断に迷ったときこそ、第三者の視点が役立ちます。
よくあるご質問
- どこまで傷んでいたら解体すべき?
- 雨漏りや傾きが見られる場合、耐震性や安全面でのリスクがあるため早めの判断がおすすめです。実際の状態を見てからご案内します。
- 解体業者は自分で選んだ方がいいですか?
- ご自身で探すのも可能ですが、信頼性や価格の妥当性に不安がある場合はご相談ください。地元で実績のある業者をご紹介可能です。
- 親族との共有名義になっているのですが相談できますか?
- はい。相続や共有財産に関する相談も多数対応しています。法的な確認が必要な場合は提携の士業をご紹介します。
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解体すべきか、残しておくべきか
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弊社はそんなご相談も歓迎しています。