この記事でわかること
- 空き地を「すぐ売る」判断が本当に得かどうか
- 売らずに維持することで得られる可能性
- 初期投資を抑えた暫定活用の実例
- 地価上昇を見越した判断の考え方
- 中立的な立場で相談できる窓口の重要性
最初は「売るしかない」と思っていた
もう使う予定もないし、税金だけ払っているなら、いっそ売った方がいいのかしら…
そう考える方は少なくありません。
今回ご相談いただいたのは、日進市にお住まいの50代女性。
ご両親から相続した名東区の空き地について、「草刈りも大変だし、維持する意味がない」と売却を希望されていました。
でも、詳しくお話を伺うと
- 接道や形状に問題はない
- 周辺では住宅開発が進行中
- 数年後に親族が戻ってくる可能性もある
という状況が見えてきました。
「今すぐ必要なお金ではない」
「立地的に、将来的に価値が上がるかもしれない」
こうした要素を踏まえ、すぐの売却ではなく、「一旦保有を前提とした活用」をご提案することになりました。
初期費用をかけずに「持ち続ける」選択肢を

私が提案したのは、「コストを抑えながら将来の選択肢を残す」暫定活用の方法でした。
たとえば…
- 簡易整備だけで済む駐車場として貸す
- 資材置き場として短期賃貸契約を結ぶ
- フェンスと看板設置+定期見回りで防犯・管理強化
結果的に、地元の工務店と資材置き場として契約が成立。
草刈りや清掃も先方が対応してくれるため、所有者の負担は大幅に軽減されました。
数年後に地価が上昇。「売らずにいてよかった」
その後、名東区周辺の宅地開発がさらに進み、相談時より地価が上昇。
改めて売却を検討された際、当初より400万円以上高く売れる見込みに。オーナーの方から、こんなお言葉をいただきました。
あのとき焦って売らなくて、本当によかったです。
自分だけでは、あの判断はできなかったと思います。
土地を持ち続けることにはリスクもありますが、焦らず判断すれば、「価値ある資産」としての道が開ける場合もあるのです。
不動産は「決め打ち」せず、選択肢を持つことが大切

不動産は、「とりあえず売る」ことにも、「なんとなく持ち続ける」ことにも、それぞれリスクがあります。
大切なのは、「この土地にはどんな可能性があるのか」を、冷静かつ中立な視点で検討すること。
株式会社ホームリアライズ(住宅のマイスター日進・名東店)では、不動産の特性や相場、将来性などを丁寧に調べながら、「売る・貸す・残す」のすべての選択肢を一緒に検討していきます。
よくあるご質問
- 土地を売るつもりだったのですが、売らないという選択もあり得るのですか?
- はい。立地や将来性によっては、売らずに保有・活用した方が資産価値が高まることもあります。一度ご相談ください。
- 土地が荒れ放題で、管理が追いつきません。
- 管理を含めた暫定活用(例:資材置き場・駐車場など)を考えることで、手間を抑えながら土地を「負担」から「活用」へと転換できる可能性があります。
- どんな資料を持って相談に行けばいいですか?
- 土地の場所・面積・図面などがあるとスムーズですが、なくても相談可能です。まずはお気軽にご連絡ください。