この記事でわかること
- 中古住宅+リノベを選ぶ人が増えている背景
- 新築と比べたときの費用感と選択肢の違い
- 実際の相場とリノベ費用の目安
- 向いている人・向いていない人の特徴
- 物件選び・資金計画で失敗しないためのサポート体制
「新築はちょっと手が届かない…」そんなときの選択肢に
中古物件を買ってリノベーションするのって、どうなんですか?
最近、こうしたご相談を受けることが増えてきました。
背景には、土地価格や建築費の高騰、新築用地の不足があります。
特に名東区・日進市・長久手市などの人気エリアでは、新築用の土地そのものがなかなか出てこないこともあり、中古物件+リノベーションを現実的な選択肢として検討する方が増えています。
ただし、「安く済みそう」「自由にできそう」というイメージだけで飛びつくと、後悔につながることも。
この記事では、中古リノベのリアルな費用感や注意点を整理しながら、どんな人に向いているのかを一緒に考えていきます。
リノベーションの魅力は「予算」と「立地の選択肢」

中古+リノベの一番の魅力は、やはり予算のコントロールのしやすさです。
築20〜30年の中古戸建てであれば、建物価格が大きく下がっていることも多く、そのぶん同じ予算で「より立地の良いエリア」に住める可能性が広がります。
加えて、内装や間取りをゼロから自分好みに変えられるという「自由度の高さ」も魅力。
新築の建売住宅や新築マンションでは叶えにくい、「暮らし方に合った住まい」をつくれる可能性があります。
実際の費用はどのくらい?よくあるパターン
中古物件+リノベーションの費用感は以下のようなイメージが多いです。
中古物件価格 | 1,500万〜2,500万円(築20〜30年の戸建て) |
---|---|
リノベーション費用 | 500万〜1,200万円(工事内容による) |
おおよそ合計2,000万〜3,500万円がボリュームゾーンといえそうです。
もちろん、建物の構造や劣化の状況によっては補強や断熱改修などが追加で必要になり、その分、見積もりに大きな幅が出ることもあります。
「現地を見てみないと正確な判断は難しい」というのが実情です。
またこれらの費用は物価高の今、年々上昇傾向にはあります。
中古リノベーションには「落とし穴」もある
価格が魅力的な物件には、目に見えないリスクが隠れていることもあります。
- 雨漏りやシロアリ被害の痕跡がある
- 基礎や構造材が劣化していて補修に高額がかかる
- 旧耐震基準のままで、改修にも制限がある
- 見た目はきれいでも、断熱性能が極端に低い
こうした「構造的な弱点」を見落とすと、思っていたよりも大きな予算が必要になり、結果的に「これなら新築のほうがよかったかも…」という事態にもなりかねません。
向いている人・向いていない人、こんな違いがあります
中古物件+リノベーションが向いているのは、こんな方
- 自分たちの暮らし方に合った間取りを作りたい
- 通勤・学区・実家近くなど、立地にこだわりたい
- 新築に強いこだわりはなく、柔軟に考えられる
- 打ち合わせや手間も前向きに楽しめる
逆に、向いていない方の傾向は次のとおりです
- とにかく時間がなく、スケジュール優先で動きたい
- 工事内容や仕様決めにストレスを感じやすい
- 断熱や耐震などの性能が「見えない不安」として残りやすい
リノベーションには柔軟さと「家づくりを楽しむ姿勢」が求められることも、忘れてはいけません。
もちろん、そもそもの中古物件が希望する居住エリアに売られていることも重要です。
中古物件のリノベーションを進めるなら、こんなサポートも活用できます

弊社、住宅のマイスター日進・名東店(株式会社ホームリアライズ)は、住まいの購入相談窓口業務を行っています。
各種ご相談は基本無料で、必要な業者の選定やご紹介なども行っております。
「中古+リノベが気になってはいるけど、何から始めたらいいかわからない」
そんなときは、我々のような専門家に相談するのが近道です。
例えばこのようなサービスを行っています。
- 資金面の不安があれば、信頼できるファイナンシャルプランナー(FP)の紹介
- 中古物件を検討中なら、施工会社と連携して「買って大丈夫な家かどうか」の現地調査同行
- リノベーション会社の出したプランや見積項目が適切なものかどうかのチェック
不動産会社や建築会社とは違う中立の立場だからこそ、安心してご相談いただけます。
よくあるご質問
- 築年数が古くても大丈夫なんでしょうか?
- 築30年以上の物件でも、構造や基礎がしっかりしていれば十分選択肢になります。ただし、現地調査が必須です。特に耐震性能や断熱性は重視したいところです。
- リノベーション費用が膨らむのが怖いのですが…
- 事前の調査と、段階ごとの見積もりでリスクは軽減できます。信頼できる施工会社と進めることが鍵です。
- 住宅ローンは中古物件+リノベーションでも使えますか?
- リフォームローンとの併用や、住宅ローンにリノベ費用を組み込むプランもあります。FPと一緒に設計が可能です。
リノベーションが正解かどうかは、「あなた次第」
家づくりに絶対の正解はありません。
でも、「なんとなく安そうだから」「立地が良かったから」といった理由だけで中古物件+リノベーションを選ぶと、後から「思っていたのと違った…」という後悔が生まれることも。
まずは、あなたにとっての「暮らしの軸」を一緒に見つけてみませんか?
そのうえで、中古か新築か。リノベするか、建てるか。最適な選択を一緒に考えましょう。