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私が担当した330組の家づくり:最も印象に残っているエピソード


はじめに:7,200組の相談から見えてきた家づくりの本質

こんにちは。住宅のマイスター日進・名東店の代表、宮地覚です。

私は大手ハウスメーカーで27年間勤務し、これまでに累計7,200組のお客様の住宅相談に携わってきました。そのうち330組のお客様のマイホームづくりを直接担当させていただきました。

この数字だけでも十分な経験と言えるかもしれませんが、私には他の住宅アドバイザーにはない特別な経験があります。それは、私自身が鉄骨住宅と木造住宅を合わせて3回もマイホームを建てた経験です。これは日本でも類を見ない経験だと自負しています。

元ハウスメーカーの最年少店長として売り手側の視点を持ち、さらに3度の家づくりを通して買い手側の気持ちも深く理解している。この両方の視点を持つからこそ、営業マンの都合やメーカーの広告では見えにくい「本当に必要な情報」を中立的な立場でお伝えできるのです。

今回は、330組の家づくりを担当した中で最も印象に残っているエピソードをご紹介します。個人情報には配慮しながら、多くの方が直面する共通の悩みを解決した事例を通して、私たちの仕事の本質をお伝えしたいと思います。

なぜ「本音の情報」が家づくりを左右するのか

家づくりは人生で一度きりの大きな決断です。多くの方が慎重になり、情報収集に膨大な時間をかけます。

しかし、現代の情報環境には大きな問題があります。インターネット上のSNSやブログ記事は玉石混交で、どれが正しい情報なのか判断が難しい状況です。また、ハウスメーカーの営業マンは当然ながら自社の良い面を中心に伝えます。これは悪いことではありませんが、お客様が「比較して選ぶための本音の情報」を手に入れにくいのが現実なのです。

メリットだけでなく、デメリットやリスクも含めた包み隠さない情報。これこそが、後悔しない選択には絶対に必要です。

私たちが最も印象的なエピソードとして記憶しているのは、まさにこの「本音の情報」の価値を痛感した事例です。それは、予算と理想のギャップに悩み、途方に暮れていたT様ご一家との出会いから始まりました。

T様ご一家との出会い:予算オーバーの悪夢

T様は40代のご夫婦で、小学生のお子様がいらっしゃいます。家づくりを始めてから半年が経過していましたが、完全に行き詰まっていました。

T様が抱えていた悩みは次の3つでした。

1. 予算と希望のミスマッチ

「やりたいことを全部取り入れたい」という理想はあるものの、複数社から提示された見積もりは軒並み適正予算を大きく超えていました。住宅ローンの審査は通ったものの、返済が不安で夜も眠れない日が続いていたそうです。

2. 土地探しの迷走

インターネットで探す土地は、希望の学区内では高額すぎるか、条件が悪すぎるかのどちらかでした。「この土地に家を建てて大丈夫なのか」という建築目線での判断基準が見えず、決断できずにいました。

3. 提案の比較が難しい

各社の営業マンは熱心に提案してくれます。しかし、会社ごとの工法や設備のメリット・デメリット、さらには営業マン個人の力量や相性まで判断する余裕がありませんでした。

T様は「何から始めればいいのかわからない」という段階を通り越して、諦めかける寸前でした。そんな時に私たちの相談窓口を訪れてくださったのです。

印象的なエピソード1:適正予算診断で見えた光

T様が最初に利用されたのは、私たちの適正予算診断・住宅ローン審査サービスでした。

このサービスでは、単に「住宅ローンが通るかどうか」を確認するだけではありません。お客様の将来設計を踏まえた上で、無理のない返済計画を逆算します。生活の質を落とさず、安心して暮らせる「処方箋」を提示することに主眼を置いているのです。

診断の結果、T様ご家族の場合、土地の予算をいくらに抑えるべきか、建物のグレードをどこで調整すべきかが明確になりました。具体的な数字を見ながら話を進めていくうちに、T様ご夫婦の表情が徐々に明るくなっていくのがわかりました。

「やっと霧が晴れた気がします」

T様の奥様がそうおっしゃった時、私は改めてこの仕事の重要性を感じました。

資金計画のアドバイスをさせていただきながら、現実と理想のギャップを埋める作業。これがT様にとって家づくりの第一歩であり、最も安心できる瞬間だったと後に語ってくださいました。

家づくりにおいて「最初にやるべきこと」は、実は土地探しよりも先に考えるべきことがあります。それは予算の明確化、家族の優先順位の整理、そして返済計画の確立です。T様ご一家には、この基本に立ち返っていただきました。

この作業を通じて、ご夫婦の「やりたいこと」の優先順位が明確になりました。「全部取り入れたい」という漠然とした夢が、予算内で実現可能な具体的なプランへと変わったのです。

印象的なエピソード2:住宅展示場での「プロ目線」の威力

予算の道筋が見えた後、T様ご一家は住宅展示場へ足を運びました。今度は私たちの住宅展示場案内サービスを利用し、私が同行しました。

T様は以前、住宅展示場を訪れた時のことをこう振り返ります。

「華美な内装に圧倒されてしまって、何が標準仕様で、何がオプションなのかわからなくなったんです。営業マンの説明は熱心でしたが、本当に自分たちの家づくりに必要な情報なのか判断できませんでした」

しかし、私たちが同行することで、その体験は劇的に変わりました。

展示場で各社のモデルハウスを見る際、私はプロの目線で、その構造、設備、間取りの違いや特色を中立的に解説しました。例えば、あるメーカーの提案についてT様が魅力を感じていた点に対し、このようにお伝えしました。

「この設備は確かに優れています。ただし、ご希望の土地の形状や法規制を考慮すると、こちらのメーカーの工法の方がコストパフォーマンスが高い可能性があります。実際の建築コストを比較してみましょう」

このように、展示品の華やかさだけでなく、T様の実際の土地や予算に照らし合わせた現実的なアドバイスを提供できるのが、私たちの強みです。

さらに、営業マンの提案の裏側や、他社と比較した場合のメリットとデメリットをその場で明確にすることで、T様は「誰と行くかで体験が変わる」ことを実感されました。

「一人で見学していた時は、どこも良く見えて決められなかった。でも、プロの視点で解説してもらうと、各社の違いがはっきりわかりました」

T様のこの言葉は、私たちのサービスの価値を端的に表しています。

印象的なエピソード3:中立的な比較分析が生んだ納得の選択

T様が複数のハウスメーカーを比較検討する中で、最も困難だったのは、出てきたプランと見積もりの「土俵合わせ」でした。

各社が独自の形式で見積もりを出してくるため、単純な価格比較だけでは判断できません。含まれる仕様、オプションの価格、保証内容、将来のメンテナンスコストなど、実質的な価値を比較するのは非常に難しいのです。

そこで、私たちは一括プラン・見積請求サービスを活用し、最大4社のプランと見積もりを収集しました。そして、T様の立場に立って、それぞれの提案を徹底的に比較・分析しました。

「この会社のプランは、デザイン性に優れていますが、将来的なメンテナンスコストが高くなる可能性があります」

「こちらの会社は初期費用が抑えられますが、断熱性能の面で長期的な光熱費に影響が出るかもしれません」

このように、メリットもデメリットも包み隠さずお伝えしました。

特に印象的だったのは、あるメーカーの初回商談に私が同席した時のことです。私たちの初回商談同席サービスを利用していただき、T様と一緒に営業マンとの打ち合わせに参加しました。

T様が抱えていた漠然とした不安に対し、私が専門的な観点から質問を投げかけました。提案内容の妥当性、営業マンの誠実さ、そしてT様との相性まで確認することができました。

商談後、T様はこうおっしゃいました。

「一人で判断するのが不安だったんです。でも、専門家がそばにいてくれる安心感は計り知れません。聞きにくいことも代わりに質問してもらえて、本当に助かりました」

最終的にT様ご一家は、納得のいく選択にたどり着きました。希望の学区内で理想のマイホームを手に入れることができたのです。

このプロセス全体を通じて、T様ご一家が「後悔しない選択」を自信を持って実現できたこと。これが私にとって最も印象深く、この仕事のやりがいを再認識させてくれるエピソードとなっています。

私たちが提供する具体的なサポート体制

T様のエピソードを通じて触れたように、私たちの活動の核は、お客様の立場で「納得できるまで伴走する」という姿勢にあります。

私たちの経験と専門知識は、単なる実績の数字だけでなく、提供する具体的なサービスによって裏付けられています。

豊富な経験に基づく専門サービス

累計7,200組の相談、330組の担当経験、そして私自身の3回の家づくり経験。この経験の蓄積が、家づくりにおけるあらゆるフェーズでの最適なアドバイスを可能にしています。

家づくりなんでも無料相談では、何から始めればいいかわからない段階からでも、気軽に相談できます。家づくりの第一歩は、まず話すことから始まるのです。

また、ハウスメーカー探しの教科書として、家づくりを始める前に知っておくべき重要な知識を提供しています。住宅ローンの審査は通ったけれど返済が不安な人への処方箋や、土地より先に考えたい3つのことなど、本質的な情報をお伝えしています。

中立性を貫く姿勢

私たちは特定のハウスメーカーに属さない、完全に中立的な立場を貫いています。これが、他の相談窓口との最も大きな違いです。

最大4社のプラン・見積を公平に比較し、メリット・デメリットをすべて開示します。営業ではなく「あなたの立場」で家づくりをサポートする。これが、私たちが本音で向き合える理由です。

家づくりと不動産の丸ごとサポート

私たちの専門領域は、建物だけでなく、土地や不動産活用まで多岐にわたります。家づくりと不動産は密接に関わっています。この両方を丸ごと無料相談できることが、お客様の不安を大きく軽減します。

マイホームを持ちたい方へは、T様ご一家の事例で見たような包括的なサポートを提供しています。家づくりなんでも無料相談、住宅展示場の案内サービス、一括プラン見積請求サービス、初回商談同席サービス、適正予算診断・住宅ローン審査、そして土地探しまで。建築目線で「後悔しない選び方」を一緒に考えます。

不動産のお悩みがある方へは、土地を探したい、土地を売りたい、土地を活用したいといった様々なニーズに対応します。住宅のプロ視点で確認・提案し、売却の不安を解消し、相続前後の悩みや土地活用の目的を整理した上でお手伝いします。空き家を活かす方法など、具体的な知識も提供しています。

さらに、周辺サポートとして、リフォームのプランも業者も中立の立場でサポートします。解体サポートでは、空き家・古家の解体を、業者選び、費用、補助金、売却まで一貫してサポート。引っ越しサポートでは、優良業者を選び、家づくりやリフォームと一緒に段取りを整えます。

これらの幅広いサポートは、お客様が住まいに関するあらゆる悩みを一箇所で解決できるという安心感につながっています。

後悔しない選択を一緒に実現するために

私が330組の家づくりを通して学んだ最も重要な教訓は、「情報が力であり、中立的な情報こそが最高の羅針盤となる」ということです。

家づくりは、夢と現実、そして予算が複雑に絡み合う旅です。その道のりで、お客様が営業マンや宣伝広告に惑わされることなく、本当に自分たちにとって最適な道を選ぶためには、経験豊富で中立的な第三者の存在が不可欠です。

T様ご一家の事例のように、「何から始めればいいのかわからない」という最初の一歩から、納得のいくマイホーム完成まで、お客様の状況や年代、ニーズに応じた「後悔しない選択」を一緒に実現すること。これが私たちの使命です。

私自身が3回もマイホームを建てた経験と、大手ハウスメーカーでの27年間のキャリアを通じて得た知識とネットワーク。これらすべてを、お客様の「理想の住まいを叶える最初の相談相手」として活用しています。

家づくりも、不動産も。住まいに関するあらゆる疑問や不安を解消する第一歩として、まずは私たちにご相談ください。相談はもちろん無料です。

後悔しない家づくりへの一歩を、私たち住宅のマイスター日進・名東店が、あなたの立場で、納得できるまで伴走いたします。

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住宅のマイスター日進・名東店
代表 宮地 覚


TEL:052-808-5551(住宅紹介部門)  
公式インスタグラム:@masterofhousing(日進・名東店)  
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