SNSやネットの情報は玉石混交。本当に役立つ情報の見つけ方とは?
「家づくりを始めよう」と決めたとき、多くの方がまず手にするのはスマートフォンです。Instagramでおしゃれなマイホームの写真を眺めたり、ブログで体験談を読んだり、比較サイトでハウスメーカーの評判をチェックしたり。指先ひとつで膨大な情報にアクセスできる時代になりました。
しかし、その便利さの裏側に大きな落とし穴があることをご存知でしょうか。
「A社が良いという記事もあれば、悪い口コミもある...」
「Instagramの素敵な家は、オプションだらけで現実的じゃない...」
「何が正解なのか全くわからなくなってしまった...」
このような状況になってしまった経験はありませんか。情報の海で溺れてしまう「情報迷子」の状態です。
愛知県日進市・名東区を拠点に活動する私たち「住宅のマイスター日進・名東店」では、元大手ハウスメーカー店長として27年間で7,200組の住宅相談に携わり、330組の家づくりを直接サポートしてきた代表の宮地が、玉石混交の情報の中から「本当に役立つ情報」を見つけ出す方法をお伝えします。
なぜ情報に振り回されてしまうのか?家づくり情報収集の3つの落とし穴
落とし穴1:SNSの美しい写真に隠された真実
Instagramに投稿される住宅の写真は確かに美しく、憧れを抱くのは当然です。しかし、その写真には写らない現実があります。
先日、当店にご相談いただいた日進市のA様からこんなお話を伺いました。
「SNSで見た吹き抜けリビングに憧れて、同じような間取りを希望したんです。でも、実際に見積もりを取ってみると、照明や冷暖房設備のオプション費用だけで300万円以上も追加になることがわかりました」
SNSの写真からは以下の重要な情報が見えません。
- 総額費用(標準仕様かオプションか)
- 実現するために何を諦めたか(他の部屋の広さ、収納スペースなど)
- 実際の住み心地(光熱費、掃除の手間、音の響きなど)
- その家族特有のライフスタイルとの適合性
美しい写真は参考程度に留め、自分たちの暮らしに本当に必要かを冷静に判断することが大切です。
落とし穴2:発信者の立場を見極められない情報
インターネット上の情報には、必ず発信者の「立場」が反映されています。
**ハウスメーカーの営業担当者**は、自社の商品を販売することが仕事です。メリットを中心に話し、デメリットについては詳しく説明しない傾向があります。
**住宅系インフルエンサー**の中には、企業からPR案件として報酬を受け取っている場合があり、完全に中立的なレビューとは言えないケースもあります。
**アフィリエイトサイト**では、紹介した商品やサービスが成約することで運営者に報酬が入るため、客観性よりも収益性が重視されることがあります。
名東区のB様は次のように話されていました。
「あるブログで『絶対おすすめ』と書かれていたメーカーに決めそうになったのですが、よく調べてみるとそのブログ運営者は紹介料をもらっていることがわかりました。本当に客観的な情報を見つけるのは難しいですね」
情報を受け取る際は、「誰が、なぜ、その情報を発信しているのか」を必ず確認することが重要です。
落とし穴3:同じ土俵で比較できない情報の氾濫
「高気密・高断熱で快適です」という言葉を聞いたことがあるでしょう。多くのハウスメーカーが使う表現ですが、A社とB社の「高気密・高断熱」は本当に同じレベルなのでしょうか。
実際には、断熱材の種類、厚み、施工方法、窓の性能など、比較すべき項目は数多くあります。しかし、それぞれの会社が異なる基準で情報を発信するため、同じ条件での比較が非常に困難です。
当店で実際にあった事例をご紹介しましょう。
長久手市のC様は、3社で迷われていました。どの会社も「断熱性能に自信あり」と言っていたのですが、詳しく調べてみると:
- X社:グラスウール100mm、アルミサッシ
- Y社:硬質ウレタンフォーム120mm、樹脂サッシ
- Z社:グラスウール140mm+外張り断熱、樹脂サッシ
このように、同じ「高断熱」でも実際の性能には大きな違いがありました。
こうした技術的な違いを正確に理解し、比較するためには専門知識が必要です。表面的な情報だけで判断せず、詳細な仕様を確認することが欠かせません。
本当に役立つ情報を見極める3つの準備
準備1:理想の暮らしを具体的に言語化する
情報収集を始める前に、最も重要な作業があります。それは「どんな暮らしがしたいか」を家族で話し合い、具体的に言語化することです。
多くの方が「どんな家が良いか」から考えてしまいがちですが、本当に最初に決めるべきは「どんな暮らしがしたいか」です。家は、家族の幸せな暮らしを実現するための「道具」でしかありません。
当店でサポートしたみよし市のD様ご夫婦の例をご紹介します。
最初のご相談時、D様は「とにかく大きなリビングが欲しい」とおっしゃっていました。しかし、詳しくお話を伺うと、本当の願いは「家族4人で一緒に食事をしながら、お子様の宿題を見てあげられる空間」でした。
この「本当の願い」が明確になったことで、必要なのは「大きなリビング」ではなく「リビングダイニングと一体になったスタディコーナー」だとわかりました。結果的に、予算を抑えながらも理想の暮らしを実現できました。
理想の暮らしを考える際のポイントをご紹介します。
**平日の過ごし方**
- 朝の準備はどのような流れで行いたいか
- 仕事から帰宅後、どのように過ごしたいか
- 家事をする時間帯と効率的な動線
**休日の過ごし方**
- 家族で過ごす時間をどこで、どのように過ごしたいか
- 趣味の時間をどこで過ごしたいか
- 友人や親族を招く機会があるか
**将来のライフスタイル**
- お子様の成長に合わせてどのような変化が予想されるか
- ご両親との同居や近居の可能性
- 在宅ワークの必要性
これらを明確にしておくことで、SNSで見かけたデザインや営業担当者からの提案が、本当に自分たちに必要かを冷静に判断できるようになります。
準備2:適正予算を正確に把握する
家づくりで最も深刻な後悔は、資金に関するものです。「住宅ローンの審査は通ったものの、毎月の返済が重く、旅行や趣味を我慢する生活になってしまった」という相談を数多く受けています。
ここで重要なのは、金融機関が「貸してくれる金額」と「無理なく返せる金額」は全く異なるということです。
瀬戸市のE様の実例をご紹介します。
E様の世帯年収は600万円。金融機関からは4,500万円まで借り入れ可能と言われていました。しかし、詳しく家計を分析すると:
- お子様2人の教育費(私立中学受験予定)
- 奥様の両親への仕送り
- 現在の貯蓄ペース
これらを考慮した結果、適正な借り入れ額は3,200万円でした。最初に提示された金額より1,300万円も少ない金額です。
適正予算を算出する際に考慮すべき項目は以下の通りです。
**収入の変動リスク**
- 転職や昇進の可能性
- 奥様の働き方の変化
- 収入減少への備え
**将来の支出増加**
- 教育費の具体的な計画
- 両親の介護費用
- 住宅のメンテナンス費用
**緊急時の備え**
- 病気やケガによる収入減少
- 予期せぬ出費への対応
- 最低限の貯蓄額の確保
適正予算が明確になることで、情報収集の段階で見るべき対象が自然と絞られ、現実離れした情報に惑わされることがなくなります。
準備3:信頼できる相談相手を見つける
SNSやインターネットの情報は、あくまで「二次情報」です。玉石混交の情報の中から真実を見抜く最も確実な方法は、信頼できる専門家という「一次情報源」を見つけることです。
信頼できる相談相手の条件をお伝えします。
**1. 中立的な立場であること**
特定のハウスメーカーに所属している営業担当者では、どうしても自社に有利な情報を中心に伝えがちです。あなたの立場に立ち、各社のメリットだけでなく、デメリットも包み隠さず伝えてくれる存在が理想です。
**2. 豊富な経験と実績があること**
家づくりは一件一件が異なります。多くの家庭の相談に乗り、様々なケースを経験してきた専門家なら、あなたの状況に最適なアドバイスを提供できます。
私自身、大手ハウスメーカーで27年間勤務し、7,200組の住宅相談に携わり、330組の家づくりを直接担当してきました。この経験から、様々なパターンの成功事例と失敗事例を把握しています。
**3. 多角的な視点を持っていること**
家を「売る側」の経験だけでなく、「建てる側」の経験も重要です。実際に自分自身が家づくりを経験していることで、お客様の気持ちにより深く寄り添うことができます。
私は鉄骨住宅と木造住宅を合わせて3回のマイホーム建築を経験しており、営業担当者としての視点と施主としての視点、両方を持っています。だからこそ、営業担当者が話さない本音の部分や、実際に住んでみなければわからない点もお伝えできます。
東郷町のF様からは次のような感想をいただきました。
「他の相談先では『この会社がおすすめです』と言われるだけでしたが、宮地さんは『なぜそう思うのか』『デメリットはないのか』まで詳しく説明してくれました。自分で納得して決めることができ、本当に感謝しています」
専門家と進める効果的な情報収集の方法
方法1:住宅展示場を最大限活用する戦略的見学
住宅展示場は情報収集の宝庫ですが、一人で行くと営業担当者のペースに巻き込まれがちです。しかし、専門家と一緒に見学することで、展示場は最高の学習の場に変わります。
当店の「住宅展示場同行サービス」での実例をご紹介します。
豊明市のG様ご夫婦との展示場見学では、以下のようなポイントを確認しました。
**構造の違いを実際に確認**
「この吹き抜けの梁(はり)を見てください。木造軸組工法では、このように太い梁が必要になります。一方、2×4工法では面で支えるため、梁はもっと細くなります」
**標準仕様とオプションの見分け方**
「このキッチンのカップボードは標準仕様ではありません。実際には追加で150万円程度必要になります。標準仕様のものはこちらの別のモデルハウスで確認できます」
**営業トークの正しい解釈**
営業担当者:「当社は地震に強い家です」
解説:「『地震に強い』という表現は、耐震等級や構造計算の詳細を確認する必要があります。具体的な数値で比較することが重要です」
このような専門的な解説により、G様は表面的な情報に惑わされず、各社の本質的な違いを理解できました。
展示場見学で確認すべきポイントをまとめます。
**性能面**
- 耐震性能(耐震等級、構造計算の有無)
- 断熱性能(断熱材の種類、厚み、施工方法)
- 気密性能(C値の測定方法)
**コスト面**
- 標準仕様に含まれる設備のグレード
- 追加費用が発生しやすい項目
- 付帯工事費の概算
**住み心地**
- 実際の間取りでの生活動線
- 音の響き方
- 光の入り方
専門家同行により、これらすべてを効率よく確認できます。
方法2:複数社の提案を公平に比較する仕組み
各ハウスメーカーを個別に訪問して提案を受けても、条件や書式が異なるため正確な比較は困難です。そこで活用したいのが「一括プラン・見積請求」の仕組みです。
ただし、単に資料を取り寄せるだけでは意味がありません。重要なのは、専門家による「提案内容の解析」です。
日進市のH様の事例をご紹介します。
H様からは4社のハウスメーカーから提案をいただきました。一見すると価格に大きな差があるように見えましたが、詳しく分析すると:
**X社:2,800万円**
- 基礎工事、外構工事別途
- キッチン、バスは最低グレード
- 実質的な総額:3,400万円程度
**Y社:3,200万円**
- 付帯工事費込み
- キッチン、バスは中グレード
- 実質的な総額:3,300万円程度
**Z社:3,500万円**
- すべて込みの価格
- 設備は高グレード
- 実質的な総額:3,500万円
このように、同じ条件で比較すると、一番高く見えたZ社が実は最もコストパフォーマンスが良いことがわかりました。
提案比較で重要なポイントは以下の通りです。
**価格の内訳確認**
- 本体価格に含まれるもの
- 付帯工事費の内容と金額
- オプション設備の詳細
**性能の違い**
- 構造や断熱性能の具体的な数値
- 保証内容とアフターサービス
- 将来のメンテナンス費用
**プランの妥当性**
- 提案された間取りの実用性
- 収納量の充足度
- 将来の変更可能性
専門家による詳細な分析により、表面的な情報に惑わされない判断ができます。
方法3:営業担当者との商談を対等に進める
「営業担当者と一対一で話すのは不安」「強く勧められたら断れないかもしれない」。このような心理的なプレッシャーを感じる方は多くいらっしゃいます。
そんな不安を解消するのが「初回商談同席サービス」です。専門家が隣に座ることで、商談は対等な対話の場に変わります。
刈谷市のI様との商談同席での実例をお話しします。
営業担当者:「今月中にご契約いただければ、特別価格で提供できます」
私:「その特別価格の根拠を教えてください。また、来月になると具体的にどの項目がいくら上がるのでしょうか?」
営業担当者:「...実は、価格自体は変わりません。今月は私の営業目標があるので、お客様にメリットのあるオプションをサービスで付けさせていただけるということです」
このように、専門家がいることで営業担当者も正直な回答をするようになり、I様は冷静に判断することができました。
商談同席のメリットをまとめます。
**心理的な安心感**
専門家が味方として隣にいるだけで、落ち着いて話を聞けます。
**専門的な質疑応答**
あなたに代わって、技術的な質問や契約条件の確認を行います。
**客観的な判断支援**
その場で提案内容の妥当性をチェックし、アドバイスを提供します。
**相性の見極め**
営業担当者が本当に信頼できるパートナーになり得るか、第三者の目で判断します。
一人で悩む必要はありません。専門家と一緒に、納得のいく家づくりを進めましょう。
まとめ:信頼できるパートナーと始める後悔しない家づくり
SNSやインターネットの情報は、家づくりの夢を広げるきっかけにはなりますが、それだけで判断を委ねるのは非常に危険です。玉石混交の情報に惑わされず、後悔しない家づくりを実現するためには、信頼できるパートナーを見つけることが何よりも重要です。
愛知県日進市・名東区を拠点とする私たち「住宅のマイスター日進・名東店」は、特定のハウスメーカーや工務店に属さない完全に中立な相談窓口です。元大手ハウスメーカー店長として27年間で7,200組の住宅相談に携わり、自らも3回の家づくりを経験した代表の宮地が、営業担当者の立場ではなく、純粋に「あなたの立場」で、心から納得できる選択をサポートします。
「何から始めればいいのかわからない」
「インターネットの情報が多すぎて、もう疲れてしまった」
「私たちの予算で、本当に理想の家が建つのだろうか」
どんな悩みや不安でも構いません。家づくりの第一歩は、専門家に「相談すること」から始まります。
一人で情報収集に悩む時間を、私たちとの建設的な対話の時間に変えませんか。相談は無料です。あなたが理想のマイホームという目標を実現するまで、責任を持ってサポートいたします。
後悔しない家づくりを、一緒に始めましょう。まずはお気軽にご連絡ください。
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