住宅ローンの審査は通ったけど…返済が不安な人への処方箋
住宅ローンの審査に通ったとき、多くの方が「やった!マイホームが手に入る!」と喜びを感じるでしょう。しかし、その喜びの後にふと「本当にこの返済額で、これから30年、35年とやっていけるのかな…」という不安が頭をよぎる方は少なくありません。
実は、この不安は非常に健全な反応なのです。なぜなら、金融機関の審査基準と、実際に無理なく暮らせる返済額には、大きな差があるからです。
私たち「住宅のマイスター日進・名東店」では、代表アドバイザーの宮地が大手ハウスメーカーで27年間勤務し、累計7,200組のお客様の住宅相談に携わってきました。さらに、宮地自身が鉄骨住宅と木造住宅を合わせて3回マイホームを建てた経験を持つ、おそらく日本で唯一の「元住宅営業マンで3回マイホームを建てた施主」です。
この記事では、そんな私たちだからこそお伝えできる、返済不安を安心に変えるための具体的な方法をご紹介します。
なぜ審査に通っても不安が残るのか?
「借りられる額」と「返せる額」は違う
金融機関の住宅ローン審査は、あくまで「今の収入で、数字上は返済が可能かどうか」を判断するものです。多くの場合、最も低い金利と最長の借入期間を前提に計算されています。
しかし、人生はそんなに単純ではありません。
お子様の成長に伴う教育費の増加、ご自身のキャリアの変化、予期せぬ病気や怪我、そして何より忘れがちなのが「建物のメンテナンス費用」です。新築時はピカピカでも、10年後、20年後には必ず修繕が必要になります。
私たちが多くのお客様と接してきた中で、特に見落とされがちなのが以下の3つです。
**諸費用と隠れたコスト**
住宅ローンの借入額には、仲介手数料や登記費用、税金といった諸費用が含まれていません。さらに、地盤改良が必要になった場合、50万円から場合によっては200万円以上かかることもあります。これらは建築費に直結する「隠れたコスト」なのです。
**短期的な視点での審査**
審査は基本的に「今」の収入を基準にしています。しかし、返済は30年、35年という長期間にわたります。10年後、20年後の家族構成や収入の変化まで考慮されているわけではありません。
**建物の長期的な維持費**
これが最も見落とされやすいポイントです。外壁の塗り替え、屋根の補修、設備の交換など、建物を維持するには定期的にまとまった費用が必要になります。
ある30代のご夫婦が相談に来られたときのことです。「銀行では4,000万円まで借りられると言われましたが、本当にこの金額で大丈夫でしょうか?」と不安そうな表情でした。詳しくお話を伺うと、お子様が2人で、これから教育費のピークを迎える時期。さらに、ご主人の会社では60歳で役職定年があり、収入が減る可能性も。
このようなケースでは、審査が通った金額を丸々借りるのではなく、将来のライフプランをしっかりと見据えた資金計画が必要なのです。
施主として3回マイホームを建てた経験から見えたこと
理論だけではわからない現実の課題
宮地アドバイザーの強みは、単なる「住宅営業のプロ」ではなく、「実際に3回マイホームを建てた施主」でもあるという点です。この経験が、お客様の不安に深く寄り添うことを可能にしています。
1回目のマイホームを建てたとき、宮地は「プロだから完璧にできる」と思っていたそうです。しかし、実際に住んでみると、想定外の出費や生活の変化に直面しました。光熱費が思ったより高かった、収納が足りなかった、メンテナンス時期が重なって予想以上の出費になったなど、「住んでみて初めてわかる」ことがたくさんあったのです。
2回目、3回目と建てるたびに、「本当に大切なこと」が見えてきました。それは、単に安く建てることでも、豪華に建てることでもなく、「長期的に無理なく、快適に暮らせる家」を建てることだったのです。
鉄骨と木造、両方を経験したからこそわかること
宮地は鉄骨住宅と木造住宅の両方を建てた経験を持ちます。この経験から、工法の違いが将来の維持費に大きく影響することを実感しています。
鉄骨住宅は初期費用がやや高めですが、耐久性に優れ、大空間を作りやすいというメリットがあります。一方、木造住宅は初期費用を抑えやすいですが、定期的なメンテナンスをより丁寧に行う必要があります。
どちらが良いということではなく、大切なのは「それぞれの特性を理解した上で、自分のライフプランに合った選択をすること」なのです。初期費用だけを見て判断してしまうと、後々のメンテナンス費用で苦労することになりかねません。
返済不安を解消する3つの処方箋
処方箋1:長期ライフプランに基づいた返済計画
私たちがまず行うのは、お客様の「今」だけでなく、「これから」を見据えた資金計画の作成です。
単に「年収の何倍まで借りられる」という計算ではなく、以下のような項目を一つ一つ丁寧に確認していきます。
お子様の教育プランはどうなっていますか?公立と私立では年間の費用が大きく異なります。中学受験を考えているなら、塾代も含めてシミュレーションが必要です。大学進学時期には、入学金や授業料、一人暮らしをする場合の仕送りなど、まとまった出費が必要になります。
ご夫婦のキャリアプランはいかがでしょうか?昇進や転職の可能性、育児休暇や介護休暇の可能性など、収入が変動する要因を考慮します。また、退職後の生活も視野に入れる必要があります。
例えば、50代で二世帯住宅を建てられたM様のケースでは、親世帯の退職金と子世帯の住宅ローンをどう組み合わせるかが重要なポイントでした。「定年後も返済が続くけれど、年金だけで大丈夫だろうか」という不安に対して、退職金の一部を繰り上げ返済に充てる計画や、年金収入でも無理なく返済できる月額設定など、具体的な対策を立てることで安心していただけました。
私たちは「家づくり、最初にやるべきことは何か」という問いに対して、常に「資金計画」を最優先にお答えしています。土地探しやメーカー選びよりも先に、自分たちにとって無理のない予算を明確にすることが、後悔しない家づくりの第一歩なのです。
処方箋2:建物の「トータルコスト」を見据えた工法選定
家づくりでは、どうしても「今、目の前にある建築費」に目が行きがちです。しかし、本当に大切なのは「この家に住み続けるためのトータルコスト」です。
新築から10年、20年、30年と時が経つにつれて、建物には必ずメンテナンスが必要になります。
外壁の塗り替えは、一般的に10年から15年ごとに必要で、費用は100万円から200万円程度かかります。屋根の補修や防水工事も同様です。設備機器も寿命があり、給湯器は10年から15年、キッチンやお風呂も20年程度で交換時期を迎えます。
これらの費用を「その時になったら考えよう」としていると、いざという時に慌てることになります。住宅ローンの返済に加えて、突然100万円、200万円の出費が発生したら、家計は大きく圧迫されてしまいます。
私たちは、お客様に対して必ず「メンテナンス費用のシミュレーション」を提示します。選ぼうとしている工法や外壁材によって、将来のメンテナンス費用がどれくらい変わるのか、具体的な数字でお見せするのです。
例えば、初期費用が300万円安いA工法と、初期費用は高めだけれど耐久性に優れたB工法があったとします。一見、A工法が魅力的に見えますが、30年間のメンテナンス費用を計算すると、B工法の方がトータルで200万円安くなる、といったケースもあります。
また、断熱性能も重要です。初期費用を抑えて断熱性能を落としてしまうと、毎月の光熱費が高くなります。月々3,000円の差でも、30年間では108万円の差になります。これも立派な「トータルコスト」の一部なのです。
40代のN様は、「やりたいことを全部実現したい」という希望をお持ちでした。しかし、すべてを盛り込むと予算オーバー。そこで、私たちは初期費用とランニングコストのバランスを細かく検討し、「初期投資すべきポイント」と「コストを抑えても問題ないポイント」を明確にしました。結果として、予算内でN様の理想を実現し、かつ将来のメンテナンス費用も抑えられるプランを作り上げることができたのです。
処方箋3:予備費の確保とコスト最適化
返済不安を解消する上で最も重要なのが「予備費」の確保です。
人生には予期せぬ出来事がつきものです。病気や怪我で働けなくなる、子どもが私立に進学することになる、親の介護が必要になる。こうした「想定外」に対応できる余裕を持っておくことが、真の安心につながります。
私たちは、総予算の10%程度を「予備費」として確保することをお勧めしています。3,000万円の予算なら300万円です。「そんなに取っておけない」と思われるかもしれませんが、この余裕があるかないかで、精神的な安心感が大きく変わります。
また、建物のコストそのものを最適化することも重要です。ここで力を発揮するのが、私たちの「一括プラン見積請求サービス」です。
最大4社のハウスメーカーから、同じ条件でプランと見積もりを取得し、比較検討することができます。「同じような家なのに、メーカーによって500万円も違う」といったことは珍しくありません。
重要なのは、単に「安い」メーカーを選ぶのではなく、「品質、アフターサービス、価格のバランスが取れた」メーカーを選ぶことです。私たちは特定のメーカーとの契約義務がない中立的な立場だからこそ、各社のメリットもデメリットも包み隠さずお伝えできます。
30代のH様ご夫婦は、土地探しから始めるケースでした。「土地にいくら使えるか」は、建物の予算と密接に関係しています。私たちは、土地探しの段階から、「この土地なら地盤改良が必要になる可能性が高い」「この土地は日当たりが良いので、光熱費を抑えられる」といった建築目線でのアドバイスを行いました。結果として、H様は土地と建物のバランスが取れた、無理のない資金計画を立てることができたのです。
私たちの伴走型サポートで安心を手に入れる
契約のプレッシャーから解放される相談環境
私たちにご相談いただいても、特定のメーカーや金融機関と契約する義務は一切ありません。「相談したら契約しないといけないのでは」という心配は無用です。
なぜこのような体制を取っているかというと、私たちは「営業」ではなく、「お客様の立場に立ったアドバイザー」だからです。お客様が本当に納得できる家づくりを実現するためには、まず安心して本音を話せる環境が必要だと考えています。
現在の貯蓄額、将来への不安、家族の事情など、お金に関する話はとてもデリケートです。「この人に話しても大丈夫だろうか」と不安に思いながらでは、本当に必要な情報を共有できません。
私たちとの相談は、まるで信頼できる友人に話すような、リラックスした雰囲気で進めていただけます。「こんなこと聞いてもいいのかな」と思うような些細な疑問でも、遠慮なくお話しください。
土地探しと資金計画を一体で考える
土地探しから始めるお客様にとって、「土地にいくら使えるか」の判断は非常に難しいものです。
駅近の便利な土地は魅力的ですが、その分価格も高くなります。土地に予算を使いすぎると、建物の予算が圧迫されて、理想の家が建てられなくなってしまいます。
また、土地には「隠れたコスト」があります。地盤が弱ければ改良工事が必要ですし、高低差のある土地なら造成費用がかかります。上下水道が通っていない土地なら、引き込み工事が必要です。
私たちの「土地を探したい」サービスでは、「土地探し、どこを見れば失敗しない?」という視点で、建築のプロの目線から土地を評価します。「この土地は割安に見えるけれど、実は地盤改良で100万円かかる可能性がある」「この土地は少し高いけれど、日当たりが良く光熱費を抑えられるので、長期的にはお得」といった、総合的なアドバイスを行います。
初回商談も一緒に乗り越える
資金計画を立て、土地を決め、メーカーも絞り込んだ。いよいよメーカーとの初回商談です。でも、「一人で判断できるだろうか」「押し切られてしまわないだろうか」と不安になる方も多いでしょう。
そんな方のために、私たちは「初回商談同席サービス」を提供しています。お客様と一緒にメーカーの営業担当者と話し、専門的な内容をわかりやすく通訳したり、予算の枠組みを守るためのサポートをしたりします。
「一人だったら言いくるめられていたかもしれないけれど、宮地さんがいてくれて助かりました」というお声をよくいただきます。これも、私たちが「お客様の立場」で家づくりをサポートしているからこそできることなのです。
まとめ:不安を確信に変える、私たちの役割
「住宅ローンの審査は通ったけれど、返済が不安」という気持ちは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、真剣に将来のことを考えている証拠です。
この不安を解消するためには、審査の基準を超えた、「あなたとご家族の長期的な幸せ」を見据えた資金計画が必要です。
私たち「住宅のマイスター日進・名東店」は、大手ハウスメーカーで27年間、累計7,200組のお客様の相談に乗ってきた経験と、自ら3回マイホームを建てた施主としての実体験を持っています。
だからこそ、教科書的な理論だけでなく、「実際に住んでみてどうか」「長期的に維持していけるか」という現実的な視点でアドバイスができるのです。
さらに、私たちは特定のメーカーとの契約義務がない中立的な立場です。お客様の利益を最優先に、複数社を比較し、本当に納得できる選択ができるまで伴走します。
「何から始めればいいのかわからない」という方も、安心してください。まずは無料相談で、今の不安をすべてお聞かせください。一つ一つ、丁寧に解決策を見つけていきましょう。
住宅ローンの審査通過は、マラソンで言えば「出場資格を得た」段階です。大切なのは、これから始まる長い道のりを、無理なく、楽しく走りきること。私たちは、そのための最適なペース配分や補給計画を一緒に考える、あなた専属のサポーターです。
愛知県日進市・名東区で家づくりをお考えの方、返済に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。LINEでの無料相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
電話:052-808-5551(住宅のマイスター)
あなたの家づくりが、不安な航海から、確信に満ちた快適な旅になるよう、私たちが全力でサポートいたします。