blog

住宅マイスターブログ

  1. 住宅のマイスター日進・名東店
  2. 住宅マイスターブログ
  3. 「やりたいこと全部」は本当に可能?40代N様邸の成功事例から学ぶ、後悔しない家づくりの優先順位決定法

「やりたいこと全部」は本当に可能?40代N様邸の成功事例から学ぶ、後悔しない家づくりの優先順位決定法


家づくりを始めるとき、多くのご家族が抱く共通の願いがあります。それは「せっかく建てるなら、理想を全部詰め込んだ完璧な家にしたい」という想いです。

SNSで見かけるおしゃれな吹き抜けリビング、友人宅で体験したアイランドキッチンの開放感、雑誌で見た憧れの書斎空間、そして子どもたちが思い切り遊べる広いお庭...。考えれば考えるほど、「やりたいこと」は次から次へと浮かんできます。

しかし現実は厳しく、多くのご家族が「予算」と「敷地条件」という壁にぶつかり、結果的に大切な夢を諦めることになってしまいます。

「理想の間取りを考えたら、予算を500万円もオーバーしてしまった」
「この土地の広さでは、希望していた部屋数は確保できないと言われた」
「夫婦でやりたいことの優先順位が合わず、話し合いが平行線のまま」

こうした悩みを抱え、最終的に「全部は無理だから、一番大切なものから順番に諦めていこう」という、後ろ向きな選択をしてしまうケースが非常に多いのです。

しかし、私たち住宅のマイスター日進・名東店がお手伝いした40代のN様邸では、「やりたいこと全部取り入れることができました」という、まさに理想的な結果を実現されました。この成功の秘訣は、単純に予算が潤沢だったからではありません。正しい優先順位の決め方を実践したからこそ、限られた条件の中でも理想を実現できたのです。

この記事では、N様邸の成功事例を詳しく分析しながら、あなたの家づくりでも「やりたいこと全部」を実現するための具体的な方法をお伝えします。

なぜ多くの家族が優先順位決めに失敗するのか?よくある3つの落とし穴

第1の落とし穴:他人の価値観を自分の夢だと勘違いしている

現代は情報が溢れる時代です。Instagram、Pinterest、住宅情報サイト、友人の新築自慢など、魅力的な「やりたいこと」のサンプルが日々私たちの目に飛び込んできます。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。それは「流行っているから」「おしゃれだから」という理由で、他人の価値観を自分の夢だと勘違いしてしまうことです。

実際にあった事例をご紹介しましょう。あるご家族は「天井高4メートルの開放的な吹き抜けリビング」を強く希望されていました。理由を伺うと「雑誌で見て、とても素敵だったから」とのこと。

しかし詳しくお話を伺うと、そのご家族は「家族がリビングに自然と集まって、みんなでゆっくり過ごせる空間が欲しい」という本当の願いをお持ちでした。吹き抜けは確かに開放的ですが、音が響きやすく、冷暖房効率が悪いという特徴もあります。

最終的にそのご家族は、吹き抜けではなく「勾配天井を活用した程よい高さのリビング」を選択されました。家族の声が程よく聞こえ、冷暖房も効きやすく、なおかつ開放感も感じられる。まさに本当の願いを叶える空間が完成したのです。

このように、表面的な「手段」ではなく、その奥にある「目的」を見極めることが、正しい優先順位決めの第一歩なのです。

第2の落とし穴:感情論で予算を考え、現実から目を背けている

家づくりにおいて最もデリケートな話題が「予算」です。そして、この部分で感情的になってしまうご家族が非常に多いのも事実です。

「一生に一度の買い物なんだから、多少無理をしてでも良いものにしたい」
「子どもたちの将来のために、これだけは絶対に譲れない」

こうしたお気持ちは十分理解できます。しかし、その「多少の無理」が、入居後の生活を圧迫し、家族の幸せを奪ってしまったら本末転倒です。

住宅ローンの事前審査は通ったものの、実際の返済に不安を感じているご家族は決して少なくありません。月々の返済に追われ、旅行や趣味を我慢する生活では、せっかく建てた理想の家も台無しになってしまいます。

私たちがお手伝いするご家族には、まず最初に「適正予算診断」を受けていただきます。これは、現在の家計状況と将来のライフプランを詳しく分析し、無理のない住宅ローン返済額を算出するサービスです。

この客観的で現実的な予算枠が決まってから優先順位の話し合いを始めることで、感情論ではなく建設的な議論ができるようになります。「この予算で最高の暮らしを実現するには、どんな工夫ができるだろう」という前向きな発想に変わるのです。

第3の落とし穴:家族がライバルになり、お互いの夢を削り合っている

「主人は書斎が欲しいと言うけれど、私はパントリーが絶対必要。でも両方作る予算はない...」

限られた予算と面積の中で、家族それぞれの「やりたいこと」がぶつかると、まるでゼロサムゲーム(誰かが得をすれば誰かが損をする関係)のような状況に陥ってしまいます。

家族会議では、お互いが自分の希望をプレゼンし、相手の希望をいかに諦めさせるかという、悲しい議論になってしまうことさえあります。本来は最高のチームワークを発揮すべき家族が、家づくりというプロジェクトによって対立してしまうのです。

これは、家族の話し合いを建設的な方向へ導く「中立的な進行役」がいないために起こる問題です。私たちのような第三者の専門家が間に入ることで、家族の絆を深めながら最適な解決策を見つけることができるのです。

N様邸成功の秘訣:プロが実践する「やりたいこと全部」実現法

秘訣1:「やりたいこと(What)」を「叶えたい暮らし(Why)」に変換する

N様ご家族との最初の相談で、私たちが行ったのは「やりたいことの洗い出し」でした。ご家族全員に付箋紙を配り、思いつくままに希望を書いていただきました。

出てきた希望は以下のようなものでした。
- アイランドキッチン
- 広いリビング
- 主寝室にウォークインクローゼット
- 子ども部屋は6畳以上
- ウッドデッキ
- パントリー
- 書斎コーナー
- 玄関土間収納

しかし私たちの仕事は、このリストをそのまま受け取ることではありません。一つひとつの希望に対して「なぜそうしたいのですか?」と問いかけ、その裏に隠された本当の願いを探ることから始めました。

「アイランドキッチンが欲しい」
→ なぜですか?
「料理をしながら、子どもたちの様子を見守りたいから」
→ さらに、なぜそれが大切ですか?
「家族とのコミュニケーションを大切にしたいから」

「ウッドデッキが欲しい」
→ なぜですか?
「友人を招いてバーベキューをしたいから」
→ さらに、なぜそれが重要ですか?
「人とのつながりを大切にし、豊かな関係性を築きたいから」

このような対話を重ねていくと、驚くべきことが起こりました。バラバラに見えた「やりたいこと」が、実は「家族との時間を大切にしたい」「人とのつながりを豊かにしたい」という共通の価値観で繋がっていることが見えてきたのです。

この「なぜ(Why)」の部分、つまり「叶えたい暮らし」が明確になると、家族は同じ方向を向いたチームになることができます。

秘訣2:「Must(絶対必要)」と「Want(あったらいい)」を明確に区別する

家族の価値観が明確になったところで、次に行ったのは優先順位づけです。ただし、これは単純に「1番、2番、3番...」と順位をつけるのではありません。

私たちはN様ご家族に、2種類の旗をお渡ししました。
- 「Must旗」:絶対に譲れない、必ず実現したいもの
- 「Want旗」:できれば実現したいが、工夫や代替案で対応可能なもの

先ほど明確にした「叶えたい暮らし」を基準に、それぞれの希望を仕分けしていきます。

Must(絶対必要)に分類されたもの:
- 家族のコミュニケーションが取りやすいLDKの配置
- 来客をもてなせる開放的なリビング空間
- 十分な収納スペース

Want(あったらいい)に分類されたもの:
- 特定ブランドのシステムキッチン
- 天然無垢材のフローリング
- 造作の書斎デスク

この仕分け作業により、「何を絶対に守り、何を工夫で解決するか」という戦略が明確になりました。重要なのは、Wantに分類されたものを「諦める」のではなく、「別の方法で実現する」と考えることです。

秘訣3:Want項目は「代替案」で賢く実現する

ここからが、私たちの経験とノウハウが最も活かされる部分です。Want項目について、同じ「叶えたい暮らし」を実現できる代替案を複数提案していきます。

例1:「高級システムキッチン(Want)」の代替案
N様が憧れていたのは、某有名メーカーの80万円のシステムキッチンでした。しかし「家族とのコミュニケーションを大切にしたい」という本当の願いを叶えるために、以下の代替案をご提案しました。

- スタンダードなシステムキッチン(40万円)をベースにする
- アイランド型ではなく、ペニンシュラ型(片側が壁についているタイプ)にして施工費を削減
- 浮いた予算でリビング側に造作カウンターを設置し、宿題や読書ができるスペースを確保

結果として、コストを30万円削減しながら、家族のコミュニケーションという本来の目的をより充実して実現することができました。

例2:「天然無垢フローリング(Want)」の代替案
無垢材への憧れは強かったものの、予算とメンテナンスの面で課題がありました。そこで以下の提案をいたしました。

- 主要居室(LDK・寝室)は高品質な複合フローリングを使用
- 玄関土間に天然石調のタイルを採用し、高級感を演出
- リビングの一部に木目調のアクセントクロスを使用

この工夫により、当初予算を50万円削減しながら、温かみのある自然素材感を十分に感じられる空間を実現できました。

例3:「独立した書斎(Want)」の代替案
ご主人が希望されていた4.5畳の独立書斎は、間取り上どうしても難しい状況でした。しかし「集中して仕事ができる環境が欲しい」という本当の願いを叶えるため、以下の提案をいたしました。

- リビングの一角に造作デスクカウンターを設置
- 上部にロールスクリーンを取り付け、必要時に個室感を演出
- デスク下に配線ボックスを設置し、PC作業環境を整備

この工夫により、完全個室ではないものの、家族の気配を感じながら集中できる理想的なワークスペースが完成しました。コストも独立書斎の半分以下で実現できたのです。

今日から実践できる!後悔しない優先順位決めの4ステップ

ステップ1:中立的な相談相手を見つける

家づくりの優先順位決めで最も重要なのは、家族だけで悩まないことです。当事者同士だけでは、どうしても感情的になったり、視野が狭くなったりしてしまいます。

私たち住宅のマイスター日進・名東店では、「家づくりなんでも無料相談」を実施しています。特定のハウスメーカーに所属していない中立的な立場だからこそ、本当にお客様の立場に立ったアドバイスが可能です。

相談の際は、ぜひご家族全員でお越しください。お子様がいらっしゃる場合は、年齢に応じて家づくりについて一緒に考える時間を設けています。家族全員が同じ方向を向いて進んでいくことが、成功の第一歩なのです。

相談では以下のようなことをお手伝いします:
- ご家族の価値観の整理と共有
- 住まいに対する本当の願いの明確化
- 建設的な話し合いの進め方
- 専門的な視点からの選択肢の提示

ステップ2:客観的な適正予算を確定する

感情論に走りがちな予算決めを、客観的なデータに基づいて行います。私たちの「適正予算診断サービス」では、以下の要素を総合的に分析します。

現在の家計状況の詳細分析:
- 月収・賞与などの収入
- 生活費・教育費などの支出
- 現在の貯蓄状況

将来のライフプラン予測:
- お子様の進学計画
- 家族の転職・退職予定
- 老後資金の必要額

これらのデータを基に、無理のない住宅ローン返済額を算出します。「借りられる金額」ではなく「返せる金額」を基準にすることで、入居後も安心して暮らせる予算設定が可能になります。

実際の相談事例をご紹介します。40代前半のご夫婦は、当初4500万円の予算を希望されていました。しかし詳しく分析した結果、お子様2人の大学進学費用を考慮すると、安全な予算は3800万円であることが判明しました。

最初は「理想の家は建てられない」と落胆されましたが、後述するような工夫により、当初の希望を十分満たす素晴らしい家を完成させることができました。適正予算の設定が、結果的にご家族の幸せに繋がったのです。

ステップ3:複数の選択肢を比較検討する

一つの「やりたいこと」を実現する方法は、決して一つではありません。思い込みを捨て、多角的な視点で選択肢を探ることが重要です。

私たちがお手伝いするサービスには以下があります:

一括プラン・見積請求サービス:
同じ条件で複数のハウスメーカーからプランと見積を取得できます。各社の異なるアプローチを比較することで、思わぬ解決策が見つかることがあります。

住宅展示場案内サービス:
プロの解説付きで効率的にモデルハウスを見学できます。「百聞は一見に如かず」で、実際に体験することで新しいアイデアが生まれます。

実例見学会への参加:
実際に建てられたお客様のお住まいを見学することで、リアルな住み心地や工夫のポイントを知ることができます。

これらのサービスを通じて収集した情報を、私たちが中立的な立場で整理・分析し、お客様にとって最適な選択肢を提示いたします。

ステップ4:信頼できるパートナーを選定する

最終的に最も重要なのは、あなたのご家族の「叶えたい暮らし(Why)」を深く理解し、それを予算内で実現するための最適な「方法(How)」を提案してくれるパートナーを見つけることです。

良いパートナーの条件:
- 売り込みではなく、まず話をしっかり聞いてくれる
- 予算の制約を理解し、その中での最適解を一緒に考えてくれる
- 豊富な経験に基づいた具体的な提案ができる
- アフターサービスまで責任を持って対応してくれる

私たち住宅のマイスター日進・名東店では、「初回商談同席サービス」も提供しています。ハウスメーカーとの初回商談に私たちが同席し、営業担当者の対応や提案内容を客観的に評価いたします。

専門知識のない状態では判断が難しい部分も、私たちがお客様の立場でチェックすることで、本当に信頼できるパートナーを見極めることができます。

まとめ:「やりたいこと全部」は正しい手順で実現できる

40代のN様邸が実現した「やりたいこと全部」は、決して偶然や幸運の産物ではありません。正しい手順と適切なパートナーシップがあれば、限られた予算と条件の中でも理想の暮らしを実現することは十分可能なのです。

重要なポイントを改めて整理します:

「やりたいこと」の奥にある「本当の願い」を見つけることの大切さ:
表面的な設備や仕様にとらわれず、その先にある理想の暮らし方を明確にする。これが全ての出発点です。

絶対必要なことと工夫できることを見極める冷静さ:
感情論ではなく、客観的な基準で優先順位を決める。この土台があるからこそ、建設的な議論が可能になります。

豊富な経験に基づく代替案の提示:
「諦める」のではなく「別の方法で実現する」発想。これが「やりたいこと全部」を可能にする最大のポイントです。

家族だけで悩まず、信頼できる専門家との協働:
中立的な第三者が入ることで、家族の絆を深めながら最適解を見つけることができます。

もしあなたが今、「やりたいこと」と「できること」の間で悩み、大切な夢を諦めようとしているなら、どうか一人で、そして家族だけで抱え込まないでください。

私たち住宅のマイスター日進・名東店は、愛知県日進市・名東区を拠点として、これまで多くのご家族の「やりたいこと全部」実現をお手伝いしてまいりました。大手ハウスメーカー出身の経験豊富なスタッフが、営業マンの都合やメーカーの思惑ではなく、純粋にお客様の立場に立って、家づくりの全工程をサポートいたします。

あなたのご家族の「やりたいこと全部」を、私たちと一緒に叶えませんか。まずはお気軽に、ご家族皆様でご相談にお越しください。

---

**株式会社ホームリアライズ**  
**住宅のマイスター日進・名東店**

**まずはお気軽にご家族皆様でお問い合わせください**
- 資料請求
- メールフォームで相談  
- LINEで無料相談
- お電話でのお問い合わせ:052-808-5551