なぜ3回もマイホームを建てたのか?元大手ハウスメーカー営業マンが語る家づくりの真実
こんにちは。住宅のマイスター日進・名東店の代表アドバイザー、宮地 覚と申します。
私は27年間、大手ハウスメーカーで住宅営業を務めてきました。その間、累計7,200組のご家族の住宅相談に携わり、330組の家づくりをお手伝いしてきました。しかし、私がお客様に本当に役立つアドバイスができる理由は、この経歴だけではありません。
実は私、自分自身でも鉄骨住宅と木造住宅を合わせて3回、マイホームを建てた経験があるのです。
「え、プロなのに3回も建て直したの?」と驚かれるかもしれません。でも、この経験こそが、今の私たちのサービスの核心なのです。売る側とお客様側、両方の立場を深く経験したからこそ、カタログや営業トークでは決して見えてこない「本当に大切なこと」をお伝えできると自負しています。
今日は、なぜ私が3回もマイホームを建てることになったのか、そしてその経験が皆様の家づくりにどう役立つのかを、包み隠さずお話しします。
1回目、2回目、3回目...それぞれの家づくりで学んだこと
1回目の家づくりで気づいた「プロと施主のギャップ」
私が初めて自分の家を建てたとき、正直なところ「プロだから完璧な家が建てられる」と思っていました。お客様に何百回も提案してきた知識があります。間取りも動線も、理論上は完璧でした。
ところが、実際に住み始めてみると...驚くほど多くの「想定外」に出会ったのです。
たとえば、洗濯機を置く場所。図面上では問題なかったのに、実際に洗剤や柔軟剤のストックを置くスペースがなくて困りました。キッチンのゴミ箱の位置も、料理中の動線を考えると微妙にストレスを感じる配置でした。
こうした細かな不便さは、プロとしてお客様に提案する立場ではなかなか気づけません。なぜなら、営業マンは「売ること」が仕事であり、実際に毎日そこで生活するわけではないからです。
この経験から私は「プロの知識」と「施主としての実感」の間には、大きなギャップがあることを痛感しました。
2回目の家づくりで知った「構造の違い」の本質
1回目の経験を活かし、2回目の家づくりでは工法を変えてみました。鉄骨から木造へ、あるいはその逆(詳細は伏せますが)、異なる構造で建ててみたのです。
この選択が、私の住宅に対する理解を根本から変えました。
営業マンとして働いていたときも、もちろん各工法のメリット・デメリットは説明できました。でも、実際に両方の家に住んでみて初めて分かったことがたくさんあったのです。
たとえば、冬の朝の冷え方。夏の2階の暑さ。メンテナンス時の業者の反応。リフォームのしやすさ。こうした「住んでみないと分からない違い」を、身をもって体験しました。
カタログには書いていない、営業トークでは語られない、でも実際の生活では非常に重要なこと。それを知ることができたのは、2回目の家づくりの最大の収穫でした。
3回目の家づくりで学んだ「ライフステージの変化」への対応
そして3回目。なぜまた建てたのか。
それは、家族のライフステージが変化したからです。子どもが成長し、親の介護も視野に入ってきて、1回目・2回目の家では対応しきれない状況になったのです。
この経験から、私は「家は一生モノ」という考え方に疑問を持つようになりました。もちろん、物理的には何十年も住み続けることができます。でも、ライフステージの変化に本当に対応できる設計になっているか。それは別問題なのです。
だからこそ、今お客様に提案するときは「10年後、20年後、30年後を見据えた設計」を必ず考えます。お子様が独立したあとの部屋の使い方。ご両親との同居の可能性。老後の暮らしやすさ。
こうした長期的な視点は、3回の家づくりを経験したからこそ持てるようになった視点です。
3回の経験が教える「資金計画」の真実
住宅ローンの審査が通っても安心できない理由
家づくりで最も怖いのは、建物や土地の選択ミスではありません。「資金計画の破綻」です。
私自身、3回の家づくりを通じて、この恐ろしさを何度も経験しました。特に気づいたのは「住宅ローンの審査が通ること」と「長期的に無理なく返済できること」は、全く別の問題だということです。
銀行は、あなたが「返済できるかどうか」を審査しますが、「返済しながら豊かに暮らせるかどうか」は審査しません。教育費や老後資金、突発的な出費。こうした生活のリアルは、審査では考慮されないのです。
私が3回目の家づくりで特に痛感したのは、ライフステージの変化に伴う出費の増加でした。子どもの教育費は想像以上にかかります。親の介護費用も予想外でした。こうした「見えていなかったコスト」が、住宅ローンの返済を圧迫したことがあったのです。
だからこそ、当店では「適正予算診断・住宅ローン審査」のサービスを提供しています。単に融資可能額をお伝えするのではなく、お客様の将来的なライフプランを深く掘り下げ、本当に無理のない予算をご提案するのです。
見えないコストを見抜く力
3回家を建てた経験から、私は「見えないコスト」の恐ろしさを知っています。
建築費だけで予算を考えていませんか。実は、諸費用、税金、そして契約後の追加費用など、「見えないコスト」が総予算に大きく影響します。
たとえば、外構工事。多くの方が建物の予算ばかりに気を取られ、外構費用を後回しにします。でも、実際に見積もりを取ると予想の倍以上かかることも珍しくありません。
地盤改良工事も要注意です。土地を購入してから初めて必要だと分かり、数十万円から数百万円の追加費用が発生するケースがあります。
照明やカーテン、エアコンなどの設備費も、意外と高額です。「住める状態」にするまでには、建築費以外に多くのお金がかかるのです。
こうした経験があるからこそ、当店では初期段階からこれらの隠れたコストを予測し、資金計画に組み込むアドバイスができます。実際、30代のH様邸では、私たちのアドバイスにより「予算内で土地も購入して夢のマイホームを手に入れました」という成功を収めていただきました。
鉄骨と木造、両方を経験したからわかる「工法選び」の本質
カタログには載っていない「住み心地」の違い
鉄骨住宅と木造住宅。どちらが良いのか。これは、家づくりを考える方なら誰もが悩む問題です。
営業マンに聞けば、それぞれの会社が扱う工法の良い面を説明してくれます。でも、デメリットや長期的な課題については、あまり詳しく教えてくれません。
私は両方の家に実際に住んだからこそ、カタログや営業トークでは伝わらない「住み心地の違い」を知っています。
鉄骨住宅の強みは、大空間を実現しやすいことです。柱が少なくて済むので、開放的な間取りが作れます。一方で、音の響き方が独特で、2階の足音が1階に響きやすいという特徴もあります。
木造住宅は、調湿性能に優れ、夏は涼しく冬は暖かいという特性があります。ただし、シロアリ対策や定期的なメンテナンスが欠かせません。
どちらが優れているかではなく、お客様のライフスタイルや土地の条件、予算に合わせて「最適な選択」をすることが大切なのです。
メンテナンスコストの現実
3回の家づくりで最も痛感したのは、「建てた後にかかるお金」の重要性です。
住宅は建てて終わりではありません。10年、20年、30年と住み続ける中で、必ずメンテナンスが必要になります。そして、工法によってメンテナンスの頻度やコストは大きく異なるのです。
たとえば、外壁の塗り替え。木造住宅では10年から15年ごとに必要になることが多いです。一方、鉄骨住宅の外壁材によっては、もう少し長い周期でメンテナンスできる場合もあります。
屋根も同様です。素材によって耐用年数が異なり、メンテナンスコストも変わってきます。
こうした長期的なコストを含めて考えないと、「建てるときは安かったけど、維持費が高くついた」という後悔につながりかねません。
私たちは、お客様の予算やライフプランに合わせて、建築時のコストだけでなく、長期的な維持費も含めた総合的なアドバイスを提供しています。
後悔しない「会社選び」の極意
営業マンとの相性が全てを決める
3回の家づくりを通じて、私が最も重要だと感じたのは「営業マンとの相性」です。
デザインも価格も大切です。でも、実際に家を建てるプロセスでは、営業マンとのコミュニケーションが成功の鍵を握ります。
私自身、営業マンとして働いていたときは気づきませんでした。でも、施主として何度も打ち合わせを重ねる中で、「この人、本当に私の話を聞いてくれているのか」と感じる瞬間がありました。
逆に、素晴らしい営業マンに出会ったときは、家づくりのプロセス全体が楽しく、安心できるものになりました。
だからこそ、当店では「初回商談同席サービス」を提供しています。私が実際にお客様と一緒にハウスメーカーとの商談に同席し、提案内容だけでなく、営業マンとの相性をプロの目線で確認するのです。
40代のN様邸では、このサービスを利用していただき、「やりたいこと全部取り入れました」という満足のいく家づくりを実現していただきました。
アフターサービスの現実を知る
契約前に「充実したアフターサービス」を謳う会社は多いです。でも、実際のアフターサービスはどうなのか。これは、契約してみないと分からない部分があります。
私は27年間、大手ハウスメーカーの内部で働いていました。だからこそ、契約書には書かれていない、アフターサービスの現実的な対応力を見抜くことができます。
たとえば、不具合が発生したときの対応スピード。連絡してから実際に担当者が来るまでに何日かかるのか。修理費用はどこまでカバーされるのか。こうした具体的な対応は、会社によって大きく異なります。
私自身、施主として何度もアフターサービスを利用した経験があります。その中で「この会社は本当に親身になってくれる」と感じた会社もあれば、「結局、売ったら終わりなのか」と失望した経験もあります。
こうした経験を活かし、当店ではお客様に本当に信頼できる会社をご紹介します。最大4社の公平な比較を通じて、アフターサービスまで含めて安心できる会社を選んでいただけるようサポートしています。
情報収集の迷走を避けるために
SNSやネットの情報は玉石混交
今の時代、住宅に関する情報はネット上にあふれています。SNSでも、家づくりの体験談がたくさん投稿されています。
でも、その情報は本当に正しいのでしょうか。あなたの状況に当てはまるのでしょうか。
私が3回の家づくりで学んだのは、「一般論」と「自分に最適な選択」は違うということです。ネットで「この工法が良い」と書いてあっても、それがあなたの土地や予算、ライフスタイルに合うとは限りません。
だからこそ、情報収集の初期段階で専門家に相談することが大切なのです。
多くのお客様から「もっと早く相談すればよかった」という声をいただきます。それは、情報収集で迷走する時間を省き、最短距離で最適な選択肢にたどり着けたからです。
中立的な立場だからできること
当店は、特定のハウスメーカーや不動産会社と契約する義務は一切ございません。これが、私たちの最大の強みです。
営業マンは自社の商品を売るのが仕事です。でも、私たちは違います。お客様の立場に立って、本当に最適な選択肢をご提案することが私たちの役割なのです。
鉄骨が良いのか、木造が良いのか。大手ハウスメーカーか、地元の工務店か。土地はこのエリアで本当に良いのか。
こうした判断を、営業トークに惑わされることなく、中立的な視点でサポートします。メリットもデメリットも包み隠さずお伝えし、お客様ご自身が納得して選べるようお手伝いするのです。
土地探しで失敗しないための視点
建築のプロだから見える「土地の価値」
土地探しも、私の経験が大きく活きる分野です。
多くの方は、不動産会社で土地を探します。でも、不動産会社は「土地を売るプロ」であって、「家を建てるプロ」ではありません。
土地の形状、地盤の強さ、道路との関係。こうした要素が、建築費に大きく影響することを、不動産会社の担当者は必ずしも理解していません。
私は3回の家づくりで、「良さそうに見えた土地」に思わぬ落とし穴があることを何度も経験しました。
たとえば、地盤が弱い土地。購入後に地盤改良が必要だと分かり、予想外の費用がかかりました。
変形地も要注意です。建物の設計が制限され、希望の間取りが実現できなかったり、建築費が割高になったりします。
だからこそ、当店では「土地探し、どこを見れば失敗しない?」というテーマで、住宅のプロ視点で土地を確認・提案しています。
30代H様の成功事例
実際に、30代のH様は土地探しから私たちにご相談いただきました。
H様が最初に気に入った土地は、価格も手頃で環境も良さそうに見えました。でも、私が確認したところ、その土地は北向きの斜面で、日当たりが悪く、建物の基礎工事にも費用がかかることが分かったのです。
そこで私たちは、別の土地をご提案しました。価格は少し高かったのですが、整形地で地盤も良く、日当たりも抜群。結果的に建築費を抑えられ、総予算は最初の土地とほぼ同じで、はるかに快適な家を建てることができました。
H様からは「予算内で土地も購入して夢のマイホームを手に入れました」という嬉しいお言葉をいただいています。
伴走型サポートで安心の家づくりを
何から始めればいいか分からない方へ
家づくりは、多くの方にとって初めての経験です。「何から始めればいいか分からない」というのは、当然のことなのです。
だからこそ、私たちは「伴走型サポート」を大切にしています。
お客様が最初の一歩を踏み出すところから、理想の住まいを手に入れるまで、ずっと寄り添い続けます。
資金計画、土地探し、ハウスメーカー選び、間取りの検討、契約内容の確認。それぞれの段階で、私の経験に基づいた具体的なアドバイスを提供します。
住宅展示場の見学も一緒に
「住宅展示場の見学、誰と行くかで体験が変わります」
私たちは、住宅展示場の見学にも同行します。お一人で行くと、営業トークに押されて冷静な判断ができなくなることがあります。でも、プロが同行することで、見るべきポイントを的確に確認でき、比較検討がしやすくなります。
50代のM様邸では、二世帯住宅の計画で複数の世帯が絡む複雑な資金計画でした。私たちが展示場見学に同行し、それぞれの世帯のニーズを整理しながら、最適なプランを見つけるお手伝いをしました。
M様からは「長期的な視点でのアドバイスがあったからこそ、納得のいく選択ができた」と感謝のお言葉をいただいています。
最後に:3回の経験はあなたの羅針盤
私が鉄骨住宅と木造住宅を合わせて3回マイホームを建てた経験は、単なる珍しい経歴ではありません。
それは、お客様が家づくりで陥りがちな失敗を予測し、回避し、そして最終的に「納得のいく選択」へと導くための、実践的な知恵の集合体なのです。
大手ハウスメーカーでの27年間の専門性と、3回の施主経験。この両方を融合させることで、私たちは営業ではなく「あなたの立場」で家づくりをサポートできる、真に中立的な相談相手となっています。
私たちのサービスは、すべて無料です。特定の契約を求められることは一切ございません。
もしあなたが、家づくりで後悔したくない、信頼できる情報が欲しい、と思っているなら、ぜひ一度ご相談ください。
私の3回の経験から得られた「本音の情報」を、あなたの家づくりに役立てていただければ幸いです。
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