家づくり、最初にやるべきことは?土地より先に考えたい3つのこと
マイホームを持ちたいと考えたとき、あなたはまず何から始めますか?
「良い土地を探そう」「近所の住宅展示場に行ってみよう」そう考える方がほとんどではないでしょうか。
しかし、私たち「住宅のマイスター日進・名東店」は、長年の経験から断言します。この「最初のステップ」こそが、その後の成功と失敗を分ける決定的な分岐点なのです。
土地探しや展示場訪問の前に、必ず確立すべき3つの要素があります。これを知らずに進めてしまうと、予算が合わなくなったり、理想の建物が建てられなくなったり、「もっと早く相談すればよかった」と後悔することになってしまいます。
この記事では、元大手ハウスメーカー出身で、自身も3回マイホームを建てた経験を持つ代表アドバイザー宮地覚が、家づくりの初期段階で絶対に優先すべき3つの要素を、具体的に解説します。
なぜ「土地より先」なのか?プロが見てきた失敗パターン
私たちの代表アドバイザー宮地覚は、大手ハウスメーカーに27年間勤務し、累計7,200組の住宅相談に携わり、330組の家づくりを担当してきました。
この膨大な経験の中で、多くの失敗パターンを目にしてきました。そして、そのほとんどが「最初のステップを間違えたこと」に起因していたのです。
よくある失敗パターンをご紹介しましょう。
まず、気に入った土地を見つけて購入したものの、建物の予算が足りなくなるケースです。土地に予算の大部分を使ってしまい、建物のグレードを大幅に下げざるを得なくなります。「こんなはずじゃなかった」という声を何度も聞いてきました。
次に、展示場で素敵なモデルハウスを見て契約したものの、自分の土地では同じプランが建てられないケースです。展示場のモデルハウスは、広い土地に最高グレードの建物を建てています。実際の土地の形状や大きさでは、あのプランは実現できないことが多いのです。
さらに、住宅ローンの審査は通ったものの、実際の返済が家計を圧迫してしまうケースもあります。金融機関が貸してくれる金額と、無理なく返済できる金額は別物です。
宮地アドバイザーは、売る側のプロでありながら、自分自身でも鉄骨住宅・木造住宅を合わせて3回マイホームを建てた経験があります。おそらく日本で唯一、鉄骨・木造のマイホームを3回建てた元住宅営業マンです。
この経験から、施主として陥りがちな失敗や、後悔しやすいポイントを熟知しています。だからこそ、私たちは「土地より先に考えるべきことがある」と強く主張するのです。
【一つ目】適正な資金計画の確立:無理のない予算を知る
家づくりで最も多くの方が失敗するのが、資金計画です。理想の土地や豪華な建物のイメージが先行し、後から資金計画が破綻してしまうケースが後を絶ちません。
まず最初にやるべきことは、無理のない予算診断を行い、安心できる家づくりの第一歩を踏み出すことです。
なぜ資金計画が土地より先なのでしょうか。それは、土地の価格や建物のグレードは、すべてあなたの「総予算」によって決定されるからです。
総予算が曖昧なまま土地を探し始めてしまうと、次のような問題が起こります。
土地の予算オーバーです。気に入った土地が高額で、建物の予算が圧迫され、結果的に建物のグレードを大幅に下げざるを得なくなります。「せっかく良い土地を手に入れたのに、建物が安っぽくなってしまった」という後悔です。
また、住宅ローンの不安も生じます。ローン審査は通ったものの、長期的な返済計画が厳しくなり、生活が苦しくなるリスクが高まります。
実際に、30代のH様邸では、最初に適正な予算診断を行ったことで、予算内で土地も購入して夢のマイホームを手に入れることができました。
私たちの適正予算診断サービスは、単に融資可能額を提示するだけではありません。あなたのライフプラン、つまり教育費や老後の資金計画なども考慮に入れた、長期的に安心できる総予算を明確にします。
具体的には、現在の家計の収支、将来の収入見込み、お子様の教育費、老後の生活費などを総合的に判断します。金融機関が「貸せる金額」ではなく、あなたが「無理なく返せる金額」を算出するのです。
この資金計画の確立こそが、家づくり成功の土台となります。土地を探す前に、まず自分の予算の全体像を把握することが重要なのです。
【二つ目】ライフプランと要望の徹底整理:譲れない本質を見極める
二つ目は、ご家族にとって本当に譲れない本質的な要望を明確にすることです。
多くのお客様は、雑誌やSNSを見て「やりたいこと」のリストを膨らませてしまいます。しかし、全てを実現できる予算は限られています。最初にやるべきは、要望をリストアップするだけでなく、それを資金計画の枠内で優先順位付けすることです。
なぜライフプランが土地より先なのでしょうか。それは、どのような家に住みたいか、将来的にどのような生活を送りたいかによって、必要な土地の条件が大きく変わるからです。
例えば、「広い庭が欲しい」という要望があれば、多少駅から遠くても広い土地が必要です。一方、「通勤の利便性を重視したい」という要望があれば、駅近の土地を優先し、建物の広さは妥協する必要があるかもしれません。
50代のM様邸では、将来的に二世帯住宅にする可能性を考慮して、土地選びから慎重に進めました。親世帯のスペースを確保できる広さと、プライバシーを保てる間取りを実現するために、土地の形状や大きさに明確な条件を設定したのです。
また、20代のS様邸では、実家横の土地を活用するという選択をしました。将来的に実家のサポートが必要になることを見越して、プライバシーを確保しながらも近くに住むという計画です。
このように、ライフプランの整理が曖昧だと、見つけた土地に合わせて理想を曲げることになってしまいます。結果として、「やりたいことができなかった」という後悔につながるのです。
私たちは、3回のマイホーム経験から、施主が後悔するポイントを熟知しています。だからこそ、最初にお客様の要望の本質を引き出し、それを実現するために必要な土地の条件を明確にします。
ライフプランの整理では、次のような質問をさせていただきます。
お子様の成長に合わせて、どのような間取りが必要ですか。将来的に親御様との同居の可能性はありますか。趣味のスペースは必要ですか。車は何台必要ですか。
これらの質問に答えていくことで、あなたにとって本当に必要な家の姿が見えてきます。そして、それを実現するための土地の条件も自然と明確になるのです。
【三つ目】中立的なパートナーの選定:伴走してくれるアドバイザー
三つ目は、家づくり全体を客観的かつ専門的にサポートしてくれる中立的なアドバイザーを選定することです。
なぜパートナー選びが土地より先なのでしょうか。それは、多くの家づくりが、知識不足のまま特定のハウスメーカーや不動産会社に相談することから始まってしまうからです。
その会社は当然、自社の商品やサービスに誘導しようとします。本当にあなたに合った選択肢かどうかは、二の次になってしまうのです。
あなたが最初にやるべきは、特定の企業に誘導されない、中立的な「あなたの立場」でサポートしてくれるパートナーを見つけることです。
私たちのアドバイザーは、特定のメーカーとの契約義務は一切ありません。あなたが納得できるまで伴走し、後悔しない選択を一緒に実現することを目的としています。
具体的には、どのようなサポートを提供しているのでしょうか。
まず、一括プラン見積請求サービスです。あなたに代わり、最大4社のプラン・見積を請求し、その提案内容を公平に比較検討します。各社のプランの強みだけでなく、その土地における制約、将来的なメンテナンスコスト、見積もりの中に隠された予備費なども詳細に分析します。
次に、初回商談同席サービスです。ハウスメーカーとの初回商談に同席し、営業トークに惑わされることなく、冷静に判断できる環境を整えます。27年間の業界経験があるからこそ、営業マンの言葉の裏にある意図も読み取れるのです。
さらに、住宅展示場の案内サービスも提供しています。展示場を見学する際のチェックポイントを事前にお伝えし、効率的に情報収集できるようサポートします。
私たちがパートナーとなることで、あなたは常にメリットもデメリットも包み隠さず聞くことができます。この透明性こそが、家づくりの不安を解消する鍵となるのです。
中立的なパートナーがいることで、あなたは安心して家づくりを進められます。疑問があればすぐに相談でき、間違った方向に進みそうになったら軌道修正できます。
3つの要素を確立した後の進め方
上記3つの要素、つまり資金計画、ライフプラン、中立的パートナーが確立されて初めて、具体的な土地探しのフェーズへと進むべきだと考えます。
この段階でも、私たちの専門性と経験は、あなたの失敗を防ぎます。
土地探しの失敗を建築目線で回避することが重要です。資金計画が明確になった後、あなたのライフプランに合わせた土地の条件が定まります。しかし、ここで単に不動産会社に任せてしまうと、土地の見かけの価格に惑わされてしまうリスクがあります。
私たちは、建築目線で後悔しない土地選びをサポートします。
土地代が安くても、地盤改良費やライフラインの引き込み費用が高額になることがあります。これらの隠れたコストを事前にチェックすることで、トータルの予算を正確に把握できます。
また、あなたのライフプラン、例えば車2台分の駐車場や広いリビングが、その土地の法規制や形状で本当に実現可能かを確認します。せっかく土地を購入したのに、希望のプランが建てられないという事態を避けるためです。
具体的には、建ぺい率や容積率、高さ制限、北側斜線制限などの法規制をチェックします。さらに、土地の形状や道路との関係から、駐車スペースや玄関の位置、日当たりなども検討します。
これらの専門的な確認を、私たちが代わりに行うことで、あなたは安心して土地を選ぶことができるのです。
土地の安全性が確認された後は、ハウスメーカー選びに入ります。ここでも、私たちの一括プラン見積請求サービスが威力を発揮します。
あなたに代わり、最大4社のプラン・見積を請求し、その提案内容をオフィスで公平に比較検討します。この段階で、宮地アドバイザーの27年間の実績と3回の施主経験が最大限に活かされます。
各社のプランを並べて比較することで、それぞれの強みと弱みが明確になります。価格だけでなく、デザイン性、機能性、メンテナンスコスト、アフターサービスなど、多角的に評価します。
住宅展示場の案内サービスや初回商談同席サービスを併用することで、あなたが営業トークに惑わされることなく、冷静に判断できる環境を整えます。
私たちがサポートする理由:営業ではなく「あなたの立場」で
なぜ私たちが、ここまで徹底的にサポートするのか。それは、家づくりが人生で最も大きな買い物であり、失敗が許されないからです。
宮地アドバイザーは、自身が3回マイホームを建てた経験から、施主の不安や悩みを誰よりも理解しています。「こんなはずじゃなかった」という後悔を、一人でも多くの方に味わってほしくないのです。
私たちは、特定のメーカーとの契約義務がないからこそ、本当にあなたに合った選択肢を提案できます。営業ではなく、あなたの立場でサポートすることが、私たちの使命なのです。
相談はもちろん無料です。特定の契約を求められることは一切ありません。「何から始めればいいのかわからない」という段階から、あなたの家づくりの不安や疑問を解消します。
実際に、多くのお客様から「もっと早く相談すればよかった」という声をいただいています。家づくりの初期段階で正しい道筋を知ることが、どれだけ重要か。それを実感していただけるはずです。
まとめ:後悔しない家づくりの道筋
家づくりを成功させるには、まず土地より先に考えたい3つのことを確立することです。
一つ目は、資金計画です。無理のない適正予算を確立することで、安心して家づくりを進められます。
二つ目は、ライフプランです。譲れない要望の優先順位を明確にすることで、本当にあなたに合った家の姿が見えてきます。
三つ目は、パートナーです。中立的なプロの伴走者を確保することで、常に正しい判断ができる環境を整えます。
私たち住宅のマイスター日進・名東店は、大手ハウスメーカーに27年間勤務し、自身も3回マイホームを建てたという異例の経験を持つ代表アドバイザーが、その専門性と経験を活かし、営業ではなくあなたの立場で家づくりをサポートします。
家づくりは、暗闇の中で宝の地図を頼りに進む航海に似ています。多くの人が、船の大きさや最終目的地ばかりに気を取られがちですが、最も重要なのは、航海の前に燃料を正確に計算し、航路を明確に定め、そして信頼できる船長を確保することです。
これら3つが揃わない限り、どんなに良い地図や目的地があっても、途中で座礁したり、燃料切れになったりしてしまいます。私たちは、この航海の最も本質的な部分を、確かな知識と経験でサポートする船長なのです。
あなたの理想の住まいを叶えるための確かな一歩は、まず土地より先に考えたい3つのことについて、私たちと話すことから始まります。
愛知県日進市・名東区で家づくりをお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。家づくりも、不動産も、住まいのこと丸ごと無料相談できます。